科学の実験・工作をお届けする「科学の宅配便」。2018年10月24日(水)に、郡山市立富田小学校で開催しました。

 

 今回お届けした実験・工作は、「偏光万華鏡・スイ~ットレイ」の2種類です。科学クラブの皆さんということで、特別に2種類お届けしました。参加者は4~6年生の科学クラブの皆さんと先生、合わせて24名で工作を実施しました。

 クラブ担当の先生から、今日の活動の内容についてのお話をいただいてから、さっそく工作がスタートしました。クラブ員の皆さんは、科学館のスタッフの説明を聞きながら作り始めました。

「偏光万華鏡」は2枚の偏光シートとセロテープ等を使用して作っていきます。さすが科学クラブの皆さんです。20分ほどで完成させることが出来ました。また、製作中に、クラブ見学にきた3年生に「偏光万華鏡」を貸してあげて、使い方の説明をしている優しい姿に、私たちスタッフも心が温かくなってしまいました。

 

 次に、科学館オリジナルの「スイ~ットレイ」を作りました。「スイ~ットレイ」は、トレイ(発泡舟皿)とポリ袋を使用して作ります。この2つを使用することで、床との間に空気の層を作って、少しの力で良く滑るようになる簡単おもちゃです。人力で動かすホバークラフトをイメージしていただければよいと思います。

 クラブ員の皆さんは手際よく完成させ、さっそく床で滑らせる活動を楽しみました。「思ったよりよくすべる~。」「曲がっちゃうな?バランスが悪いのかな?」あちこちから、クラブ員の声が聞こえてきました。

 活動が一段落したところで、科学館のスタッフから「偏光万華鏡」は回転させるとなぜ色が変わるのか?さらに、「スイ~ットレイ」が良く滑る秘密「摩擦」についての説明を行いました。また、モーターを使用して作った改良型のスイ~ットレイの素早い動きには、クラブ員の皆さんも大変驚かれていました。

 科学クラブ員の皆さん、そして、先生方、本当にありがとうございました。