科学の実験・工作をお届けする「科学の宅配便」。2020年9月4日(金)に、希望ヶ丘こども園で開催しました。

 

 今回お届けした実験・工作は、「風船ロケット」です。9月末に行われる秋祭りのイベント用に使用するということで、参加者は希望ヶ丘こども園の先生方10名でした。また、当館で実習中の博物館実習生8名も、工作のお手伝いとして同行しました。

 最初は、マジックバル-ン(細長い風船)を半分に切ります。切った片方に空気を入れて膨らませます。次に、膨らませた風船の頭の方に、切り取った残り半分の風船をハチマキ状に巻いて重りにします。最後に、3枚の羽(尾翼)を風船ロケットのお尻の部分にバランスよく貼り付けます。これで風船ロケットは完成です。

 

 次は、実際に風船ロケットを飛ばしました。羽(尾翼)がついている方のお尻の部分を人差し指で押して、風船をへこませます。そして支えている手をタイミングよく放せば、ゴムが戻ろうとする力(反発力)で約8メートル程度飛んでいきました。約20分の工作と実技でしたが、先生方は思っていた以上に遠くまで飛ばすことができ、満足していただいたようです。

 事前に打合せを行い、工作に必要な準備物をそろえていただいていたので、スムーズに宅配便を終えることができました。

 希望ヶ丘こども園の園長先生をはじめ先生方、博物館実習生の皆さん、本当にありがとうございました。