科学の実験・工作をお届けする「科学の宅配便」。2021年6月23日(水)に、郡山市立芳山小学校で開催しました。

 

 今回お届けした実験・工作は「ぶくぶく入浴剤」です。参加者は4年生から6年生の科学クラブ員30名と先生方、合わせて33名でした。

 はじめに重曹とクエン酸の水溶液を混ぜて泡が発生する演示実験を行いました。勢いよく泡が噴き出すのを見た子どもたちは大喜びでした。

 いよいよぶくぶく入浴剤の作成開始です。重曹とクエン酸を一定量はかり取り、しっかり混ぜ合わせます。エタノ-ルをスプレ-で吹き付けて少し湿らせ、押し型を使って上から押して固めます。その後、乾燥させるために約20分間待ちました。

 

 乾燥させている時間に、入浴剤から出てくる泡の正体が二酸化炭素(炭酸ガス)であることを一緒に解き明かしました。そして入浴剤(炭酸ガス)が溶けたお風呂は、血管を拡げる効果があり、血流量が増えることで新陳代謝をよくし、からだの疲れや筋肉の凝りがやわらげられることを学びました。

 次に重曹とクエン酸は、パンケ-キやスポ-ツドリンクなど飲食物にも含まれていることを説明しました。さらにお掃除の汚れ落としとして、重曹とクエン酸が大活躍していることも学びました。

 最後に出来上がったぶくぶく入浴剤を押し型から取り外し、袋詰めをして作成を終了しました。

 科学クラブの皆さん、意欲的に参加いただきありがとうございました。先生方お世話になりました。