科学クラブ 第3回 活動報告「浮き沈みの科学」

【Aクラス】9月10日(土)

 今回は「浮き沈み」をテーマに、実験・工作を行いました。

 まずは、スーパーボール、ガラス玉、鉄球、スチロール球、木の玉の5種類を水に入れたら浮くか沈むか、予想をたてて実験しました。続いて同じ5種の玉をアルコールや食用油へ入れるとどうなるか、予想をたてて実験したところ、一部の結果に意外性があって、クラブ員たちは驚いたようでした。

 そこで、どうして浮くものと沈むものがあるのかを考えてもらいました。その結果、「重い物は沈み、軽い物は浮くのではないか」という意見が多かったので、重い木の角材と軽い金属のワッシャーを水に入れて比べてもらいました。どうやら、浮き沈みを決めるのは、重さだけではないようです。

 次に、ねんどを用意して水に入れてもらいました。そのままだと沈んでしまいますが、班で協力してねんどが水に浮くように工夫を考えてもらいました。すると、ねんどの中にスチロール球を入れて浮かせた班や、細かくちぎって表面張力で浮かせた班など、各班で個性的にねんどを浮かせていました。

 そのほか、「浮沈子」という工作で、魚型の醤油さしが浮き沈みする様子を楽しみました。


【Bクラス】9月24日(土)

 Bクラスも「浮き沈み」をテーマに実験・工作を行いました。こちらも5種類の球を水やアルコール、食用油に入れて、その浮き沈みを実験しました。どんなものが浮いてどんなものが沈むのかを考えてもらったところ、「同じ大きさの水と比べる」という、するどい意見も出ました。

 このほか、磁石のしりぞけあう力を利用して磁石を浮かせる実験や、ドライヤーやブロアを使ってスチロール球や、ペットボトル、ウェットティッシュを浮かせる実験も行いました。ドライヤーやブロアで物を浮かせる実験では、クラブ員の持ち物を浮かせられるか実験してもらいましたが、丸い物や円筒形のものでないと難しいようでした。

 あわせて、ストローを吹いてスチロール球を浮かせる「うき浮きボール」作りも行い、浮き沈みについて実験・工作を通して、楽しみながら学ぶことができました。

 

 次回は、「カラフルサイエンス」です。お楽しみに!