天文カレッジ 第1期講座 第3回 活動報告

望遠鏡のしくみ 2016年7月13日(水)

 星空をさらに楽しむために使われる天体望遠鏡。どうして遠くの天体が見えてくるのでしょう?今回はそのしくみについて理解を深めました。

 

 はじめに、望遠鏡の歴史をたどり、望遠鏡が使われるようになったことでどんな世界が見えてきたのかを紹介しました。時代とともに、望遠鏡は大型化し、いろいろな改良がなされて今の望遠鏡が誕生しました。そうして見えてくる天体の姿から宇宙の考え方も変わっていきました。

 会場にはガリレオ・ガリレイの望遠鏡のレプリカを準備し、休憩時間に手に取って見ていただきました。その当時の望遠鏡を体験していただけたと思います。


 後半は、望遠鏡のしくみについて紹介しました。望遠鏡の命とも言える、凹面鏡や凸レンズを手にとってもらい、そこに見える実像を体験していただきました。凹面鏡に浮かび上がるオブジェに手をかざしたり、凸レンズごしの景色が逆さまに見えるようすなど、興味を持っていただけたと思います。

 最後に、どのような望遠鏡が良いのかを望遠鏡や架台の種類などを紹介しながら見ていきました。それぞれの長所と短所を理解し、自分に合った望遠鏡で星空観察の幅を広げていってください。


 次回は、8月31日(水)に「望遠鏡を使ってみよう」をテーマに行います。望遠鏡の使い方や見え方について体感していきましょう。