天文カレッジ 第2期講座 第4回 活動報告

宇宙の姿の魅力  2017年3月8日(水)

 天文カレッジ第2期講座の最後となる第4回目は、宇宙の姿の魅力について紹介しました。

 

 前半は、宇宙の姿について紹介しました。太陽や月、星の動きから、世界中でさまざまな宇宙の姿が考えられました。まずは、神話などの影響を受けて考えられた宇宙の姿を見ていき、科学が発達すると、観測によって科学的に宇宙の姿が考えられていったことを紹介しました。

 また、現在わかっている宇宙の広がりについて、地球や太陽系、銀河といった身近な天体を例に紹介しました。宇宙全体の大きさは数百億光年以上あるということを知り、途方もない広さに、皆さんは驚いていました。


 後半は宇宙がどのように誕生したのかを紹介しました。宇宙はその大きさと同じように、歴史についても壮大です。私たちの宇宙は約138億年前に小さな火の玉状態から誕生し、そこから膨張を続けていると考えられています。そうした長い時間をかけて今の宇宙が形作られたことを、星や銀河がいつ生まれたのかを混じえて紹介しました。

 そして、宇宙が生まれたころの様子がわかってきた一方で、暗黒物質や暗黒エネルギーというまだ解明されていないものが宇宙にあふれていることも紹介しました。最後には多くの質問をいただき、皆さんには真剣にお話を聞いていただけたようでした。参加いただいた皆様、ありがとうございました。


 さまざまなテーマでお送りしてきたこの講座も、今回で最終回となりました。皆さんが魅力的に感じたのは、どんな天体や話題だったでしょうか? ぜひ、皆さんにとっての魅力あふれる宇宙を、今後もお楽しみください。