天文カレッジ 第3期講座 第2回 活動報告

ふくしま天文史跡めぐり 2017年2月1日(水)

 今回は、福島県内にある天文に関係した史跡「月待塔」「天文台跡」「妙見信仰」について、テーマごとに紹介しました。

 

 身近にある中で、月待行事を行った証しである「二十三夜塔」などの石塔は県内各地で見ることができます。会津にある「日新館天文台跡」は江戸時代の天文台の様子を残す貴重なものです。

 そして、相馬地方を中心にした「妙見信仰」は北極星や北斗七星への信仰です。こうした話題を、天文に関する部分からアプローチしていきました。


 史跡だけでなく、その土地に残る民話や「星の和名」にも、昔の人々が星などとともにどのような生活をしていたかを知るヒントが隠されています。

 歴史や信仰に関する部分は非常に奥が深く、また資料が少なかったり諸説ある話題も多く、ダイジェストでのご紹介になりましたが、ぜひ目を向けていただき、新たな発見があればぜひお教えください。

 受講生のみなさんからの情報をお待ちしています。


 次回は、3月1日(水)に「地上に星空を創る」をテーマに行います。今年は日本でプラネタリウムが公開されて80年、プラネタリウムのあゆみに目を向けてみましょう。