2019年1月13日(日)

 第9回目の活動は、「はく検電器を作ろう!」を行いました。

 

 今回は、横田俊徳先生が担当です。最初は、こすることで発生する静電気の実験から始まりました。ストローやペットボトル、アルミ缶などをティッシュやフェルトでこすると、物が電気をおびること(帯電)について学びました。

 次は、いよいよ「はく検電器」作りです。アルミ箔・食品トレー・ペットボトル・ゼムクリップ等を使って作ります。意外に苦戦していたのは、千枚通しを使ってペットボトルに穴をあける事でした。横田先生から「椅子から立って、ゆっくり自分の体重を上からかけるように圧してごらんなさい。」とアドバイスをいただくと、簡単に空けることができ、作業は一気に進みました。

 

 完成した「はく検電器」を使って、帯びた静電気がプラスかマイナスかを見分ける方法について学びました。どうすると検電状態を作ることが出来るのか?検電状態で調べたい物を近づけた時、アルミ箔の開きが小さくなるか、逆に箔の開きが大きくなるかで、マイナス・プラスの判定ができることについて学びました。

 最後の活動は、「電気クラゲ」を作り、それを使って遊ぶ時間でした。材料は、ペンシルバルーン(細長い風船)・スズランテープです。作り方は難しくないので、それほど時間もかからずに作り上げることができました。「電気クラゲ」を空中に放り投げ、バルーンでうまくコントロールすると、「電気クラゲ」は、空中を落ちずにふわふわ漂います。中には、「電気クラゲ」があっという間に、自分の顔にくっついてしまうクラブ員も...。夢中になって、遊ぶことができました。

 

 最後に、活動を終えたクラブ員3名の感想を紹介します。

 「アクリルを近づけるとアルミ箔が近づいて、塩ビを近づけるとアルミ箔が反発して離れる仕組みが良く分かった。ティッシュよりフェルトでこするとより電気を帯びたので、こする物にも電気との相性があることが分かった。」

 「はく検電器というものがあることを初めて分かった。電気クラゲで遊べてとても楽しかった。でも、片づけの時いろいろな物がくっついていて、とるのが大変でした。」

 「はく検電器まで、1cm・1.5cm・2cmの幅で開き方が変わるかを試してみました。0.5cmずつ増えると、開く幅は小さくなっていきました。見て良く分かるのは、1cmだということも分かりました。電気クラゲもよくできました。」

 

 次回は、「偏光板で光のふしぎを体験しよう!」です。担当は大越先生です。お楽しみに!