【Aクラス】2020年11月14日(土)

 はじめに、今回のテーマである摩擦について、私たちの身の回りにある摩擦を利用した物は何があるのか考えました。皆さんから沢山の返答があり、摩擦がないと物をつかむことも自転車のブレーキをかけることもできないなど、私たちの生活が不便になることを実感してもらいました。

 前半の実験では、物と物が接触する面の状態が変わったとき、摩擦がどのくらい変わるのか確かめました。

 

 後半は、摩擦の特徴を利用した工作に取り掛かりました。

 摩擦がほとんどない状況を作り出して物を小さな力で遠くに飛ばす不思議なトレイと、摩擦の力を加減すると重力に逆らって物が上っていく工作です。この二つの工作は持ち帰りできるものです。クラブ後も手に取って今回取り組んだクラブの内容を思い出して、興味の幅をより広げていただければと思います。

【Bクラス】2020年11月21日(土)

 Bクラスも、私たちの身の回りにある摩擦について考えました。

 摩擦を利用した物は沢山ありますが、例えば、これから更に寒くなるとスキーやスノーボードで滑る機会があるかと思います。滑るために必要な板は、摩擦が小さくなるように工夫されています。しかし、この例について思い浮かばなかったクラブ員が多かったようです。

 摩擦は目に見えないものばかりで、普段あまり想像しない分野ですが、しっかりと考える機会になったと思います。

 

 実験では、バネ測りでおもりを引きずることで摩擦の強さを測定しました。机の上やスポンジの上など、色々な状況で測定した結果、物と物の接触面がざらざらしていて、密着していると摩擦が強くなることが分かりました。さらに、接触面へ転がりやすいストローを置くと車輪の役割を果たし、摩擦が極端に小さくなる「転がり摩擦」についても触れました。

 想像するだけでは理解しにくい分野ですが、実験することで摩擦の特徴を目に見える状態や数値としての結果が得られたので、理解が早まったようでした。

 

 次回は、天文パート「星のきょりを調べよう」です。お楽しみに!