可視光で見る宇宙 2018年11月21日(水)

 今年度の天文カレッジ第2期講座「見えない光の天文学 ~光の波長や方法で変わる宇宙の見かた~」がスタートしました。今回もおかげさまで事前申し込みで定員となりました。参加できなかった方、申し訳ございません。今回は4回連続で、波長や方法による宇宙の見え方を紹介します。

 

 第1回目は目で見える光「可視光」で、宇宙がどのように見られるかをご紹介しました。可視光で見る宇宙を知ることは、19世紀までの天文学の歩みそのものであり、また20世紀から現在まででも、大望遠鏡による観測や技術の進歩により、さまざまな発見が続いています。そうした歴史の面と、技術の面から紹介しました。

 また、電磁波とはどのようなものであるか、基本的な電磁波の種類や特徴についても簡単に触れました。次回以降の講座では、こうした電磁波での宇宙の見え方に触れていきます。

 宇宙を知る第一歩の「窓」である、可視光で宇宙をどのように理解してきたか、その歩みと工夫に興味をお持ちいただければ幸いです。

 

 幅広い話題から、今回の以下のトピックで取り上げていきました。

 ・肉眼での認識

 ・望遠鏡の発明と天体観測

 ・写真技術の活用

 ・分光観測

 ・偏光観測

 ・光と電磁波

 ・新たな技術(デジタル)による撮像

 ・技術による分解能の飛躍的向上(干渉計、補償光学)

 

 次回は、12月12日(水)に「電波で見る宇宙」をテーマに行います。