郡山市ふれあい科学館では2018年6月30日(土)に、講座「見えてきた!宇宙のなぞ -最新天文学ニュース-」を開催しました。

 今回は、国立天文台天文情報センター普及室長の縣秀彦先生にお越しいただき、最新の天文学の話題を国立天文台の取り組みを中心に紹介していただきました。

 

rpt01.jpg

 今回は高校生以上の一般の方に多く参加いただきました。

 まずは、天文学とは宇宙からのメッセージ、「天」からの「文」を読み解くこと、という観点から、縣先生が興味を持った「彗星」の話題、そしてさまざまな波長の電磁波、ニュートリノ、そして重力波といった方法で宇宙を見ることの意味について紹介していただきました。

 

rpt02.jpg

 最新の天文学の話題を、国立天文台の取り組みから紹介していただきました。「半端ない」観測機器や観測方法による近年の「半端ない」発見の数々をわかりやすく紹介していただきました。

 すばる望遠鏡に取り付けられたカメラ「ハイパー・シュプリーム・カム」の性能、そして宇宙にでなくとも望遠鏡の性能を引き出すことができる「補償光学」の技術などが組み合わさり、数多くの発見が行われたことや、ALMA望遠鏡による星形成や系外惑星誕生の姿、そして今後建設が進められる予定の30m望遠鏡「TMT」で期待されることなどを非常にわかりやすく紹介していただきました。

 

rpt03.jpg

 このほか、国立天文台のいろいろなプロジェクトの話題も交えながら、非常にわかりやすく、また楽しく宇宙のなぞを紹介していただきました。

 質問の時間にも丁寧にお答えいただき、講座終了後も縣先生を多くの参加者のかたが取り巻き、質問が続きました。

 縣先生、参加されたみなさま、ありがとうございました。

 

 今後も、講師の先生とコミュニーションを密に取りながら理解できる講座を開催していきます。親子で参加できるワークショップなども予定していますので、今後もお楽しみに!