郡山市ふれあい科学館では、2020年2月22日(土)に曽田香料株式会社との連携により科学ゼミナール「香りの魅力 ‐オリジナル香水を作ってみよう‐」を開催いたしました。

 講師には、東京にある曽田香料株式会社フレグランス開発部から、調香師である宇田川亜希さんをお迎えしました。

 曽田香料株式会社は、化粧品や食材等の香料や、ガス漏れ対策としてガスにつける香料など、香りに関して幅広く研究・製造・販売を行っている企業で、郡山西部工業団地に郡山工場があります。

 

 はじめに、先生から香りや香水に関してお話しいただきました。「香り」は、食べ物や飲み物、シャンプーや石鹸などのほか、食べ物の鮮度確認や、ガス漏れの際にすぐ気づくためのガスのニオイづけなど、身のまわりでもいろいろと役立っています。

 また、香りは味覚にも影響しています。風邪をひいた際などに、食べ物がおいしく感じられないのは、鼻づまりで食べ物の香りを感じられないためだそうです。

 参加者の皆さんは、じっくりと聞き入っていました。

 

 そして、いよいよ香水作りです。先生に調香してきていただいた、ベースとなる香料3種類を組み合わせて香水を作成します。はじめに、その3種類をどの割合で混ぜるか、好みに合わせて検討し、ひとり3パターンずつ、サンプルを作りました。一滴分量を変えただけでも、全体の香りの印象が変わります。参加者の皆さんは自分で作ったサンプルを参考に、オリジナルの香水を完成させていました。

 アンケートでは「おもしろかった。」という感想を多数いただき、皆さん大満足のようでした。

 ご協力いただいた宇田川先生・曽田香料郡山工場の皆様、本当にありがとうございました。