【開催報告】科学技術週間 一家に一枚「天体望遠鏡400年」ポスター解説ミニ講座

 郡山市ふれあい科学館では平成21年4月18日(土)・19日(日)に、科学技術週間にあわせて制作された、一家に一枚「天体望遠鏡400年」ポスターを解説するミニ講座を開催いたしました。

 ポスターの見方などを紹介するとともに、望遠鏡の発達によって宇宙の見え方がどのように変わっていったのかを、映像や展示物を使ってわかりやすく紹介しました。

 

 天体望遠鏡400年ポスターは、ガリレオ・ガリレイが初めて望遠鏡を宇宙に向けた1609年から、今年2009年までの400年間で、どのように望遠鏡が発達し、それによってどのような新しい宇宙の姿が見えてきたのかを、わかりやすく紹介したポスターです。

 講座には、子どもから大人まで幅広い年齢の方に参加していただきました。ガリレオが望遠鏡でどのような発見をしたのか、また現在の大型望遠鏡では、どのような宇宙が見えてきたのかなど、途中でクイズを交えながら解説していきました。


 

 そして、講座の最後にはガリレオ望遠鏡のレプリカを実際に観察体験していただきました。これは世界天文年にあわせて作られたもので、イタリア・フィレンツェ科学史研究博物館に所蔵されている2本の望遠鏡を精密に再現したものです。このうち1本(14倍望遠鏡)はレンズも付いており、実際に覗くことができます。

 ガリレオ望遠鏡の視野(見える範囲)は非常に狭く、現在の望遠鏡に比べると見づらいものです。参加された皆さんも、苦労して覗いていましたが、「こんな感じで見ていたんだ」、「400年前のガリレオの苦労がわかった」など、驚きの声があがりました。


 

 今回は2日間で約70名の方に参加していただきました。講座ではお話できなかったところもありますので、おうちでじっくりとポスターを見てくださいね。

 今回の講座で初めてお披露目した、ガリレオ・ガリレイ望遠鏡のレプリカは、科学技術週間後も展示ゾーンで展示を行っていきます。

 また、天体望遠鏡400年ポスターの無料配布も引き続き行っておりますので、ぜひお越しください!