【開催報告】ドラえもんの科学みらい展 ワークショップ 「さわりごこち」を伝えよう!

 郡山市ふれあい科学館では開館10周年を記念し、スペースパーク企画展「ドラえもんの科学みらい展」を開催しております。平成24年1月7日(土)に、関連事業として慶應義塾大学大学院の南澤 孝太(みなみざわ こうた)先生を講師にお迎えし、ワークショップ「さわりごこち」を伝えよう!を開催しました。

 

 南澤先生は、さわる感覚(触覚)やバーチャルリアリティが専門分野で、今回の講座でも活躍するテクタイルツールキットを使って、「さわる」感覚を伝える研究などを行っています。

 今回の講座では、「さわる」とはどういうことか、その「さわる」しくみをお話しました。そして、「テクタイル」という技術を利用した、糸電話状の装置を参加者に組み立ててもらい、その紙コップの中にいろいろなものを入れて、「さわる」感覚を伝える実験を行いました。


 

 ひとりがアイマスクをして片方の紙コップ持ち、もうひとりがもう片方の紙コップに物を入れ、何を入れたのかをアイマスクの方が感覚で当てるゲームなども行いました。最新技術を駆使した「さわりごこち」の体験に、参加した皆さんは興味津々でした。

 この「さわる」感覚を伝える技術が実用化されれば、例えばこれまで見聞きするだけだったテレビの中のものを、実際にさわる感覚も体験できたり、外国にいる方と日本にいながら握手する感触も体験できるようになるそうです。そして、そうした将来はすぐそこまで来ているそうです。明るい未来に期待したいですね。

 南澤先生、本当にありがとうございました。