【第2回 「身近な理科まるわかり」 開催報告】

2004/06/12


 郡山市ふれあい科学館では、平成16年6月5日(土)に科学ゼミナール「おもしろ科学びっくり箱 -身近な理科まるわかり- 」を開催しました。
 いつもは小中学生を対象とした講座が多い科学館ですが、今回は大人にも科学を楽しんでもらおうと初めて大人を対象に開催しました。講師は福島大学の入戸野 修(にっとの おさむ)教授です。
 科学の原理と身近な世界がどのように関係しているのかについて、楽しい科学マジックを交えながらの講演と、身近な素材を利用した模型作りを通して、大人のみなさんにも科学のおもしろさに触れてもらいました。

 前半は「物質の構造」や「波」というテーマから、それが身近なことにどう関係しているかというお話でした。

 入戸野先生はお話の途中で楽しい「科学マジック」を披露され会場を和ませていました。

 休憩時間には、参加者が入戸野先生の周りに集まり、科学マジックの道具を手に取ってみたり、詳しく質問したりする場面も見られました。

 後半の実習では、封筒を使ってダイヤモンド構造の模型を作りました。切って貼るだけですが、これが意外に複雑です。

 これだけ複雑な構造が自然界では容易に作られてしまうのですから驚きです。

 部品を貼り合せていくと大きなオブジェのうようになります。「(夢中になって作っていると)夜、眠れなくなりそう」という参加者もいました。