【第4回 「ものづくりで知る形のたのしさ、おもしろさ」 開催報告】

2004/09/16


 郡山市ふれあい科学館では、平成16年9月11日(土)に科学ゼミナール「おもしろ科学びっくり箱 -ものづくりで知る形のたのしさ、おもしろさ- 」を開催しました。第4回の講師は福島大学の三浦 浩喜(みうら ひろき)助教授です。
 平らな紙から立体的な分子の模型を作るという実習をとおして、形の科学のおもしろさに触れてもらいました。

 講師の三浦先生、実は美術教育がご専門です。

 先生も大好きというペーパークラフト(紙工作)ですが、平らな紙から曲がった形を作るのは難しいですよね。特に球を作るにはどうしたらいいでしょう?

 ヒントはサッカーボールにあります。ボールの面の形と数を調べました。正五角形と正六角形、いくつずつあるかな?

 サッカーボールの形を紙で作るという実習です。会場がシーンとしてしまうほど、みなさん集中して作っていました。

 難しいところは、福島大学の学生さんたちが手伝ってくれて、全員が工作を完成させることができました!

 この形の分子は自然界にも存在します。炭素原子でできている「バックミンスターフラーレン」という分子です。こんなところにも科学が隠れていたんですね。