【開催報告】おもしろ科学びっくり箱「大昔のことはなぜわかるの?」

 郡山市ふれあい科学館では2014年11月30日(日)に福島大学と連携し、おもしろ科学びっくり箱「大昔のことはなぜわかるの?」を開催いたしました。


 今回のおもしろ科学びっくり箱は、福島大学の平中宏典准教授を講師にお迎えして「大昔のことはなぜわかるの?」を行いました。 アシスタントとして福島大学の学生4人の方々にもお手伝いいただきました。


 最初は、みんなで大昔の生き物である化石のレプリカづくり行いました。
 三葉虫とアンモナイトのレプリカづくりです。お湯であたためると柔らかくなる様々な色のプラスチック粘土を、先生方が準備してくれた化石の型に埋め込んでつくります。
 先生や学生の方々に教えてもらいながらの制作です。好きな色のプラスチック粘土でレプリカを完成させることができました。


 次は、化石の生き物たちが生きていた時代などの大昔をのことを知る手がかりとなる”地層”についてのお話です。学生の方が地層がどうやってできるのか、そのしくみを実験で紹介しました。
 付き添いで来ていただいた大人の方も含めて、その説明の様子に見入っていました。


 異なった場所で発見された”地層”の古い・新しいを比較する手がかりの一つとなる”火山灰の層”について、先生が説明をしました。 その後、先生が準備した地層のモデルを古い順に並べていくことにみんなで挑戦しました。 手がかりとなる”火山灰の層”などをヒントとして、パズル感覚で並べていきます。 参加者同士で相談したり、先生や学生の方々に教わりながら取り組みました。
 地層モデルの火山灰層をルーペをつかって観察もしました。 先生のような研究者は顕微鏡を使って長時間にわたって調査するそうですが、参加者の皆さんも真剣にルーペをつかって調べました。



 最後は、約46億年と考えられている地球の歴史を、自分が生まれてからの年月に置き換えるとどのようになるかを調べました。 調べるのに、先生方が準備したパソコンのソフトを使用しました。
 ”自分が生まれてからの年月”という身近なものさしをつかって、化石の生き物たちが生きていた時代や人類誕生などがどのくらい前のことだったのか、地球の壮大な歴史についても考えました。
 平中先生、大学生の皆さん楽しい講座を本当にありがとうございました。