【開催報告】おもしろ科学びっくり箱「光の世界を探ろう」

 郡山市ふれあい科学館では福島大学と連携し、おもしろ科学びっくり箱「光の世界を探ろう」を2015年11月22日(日)に開催いたしました。


 今回のおもしろ科学びっくり箱は、福島大学の山口 克彦 教授を講師にお迎えして「光の世界を探ろう」を行いました。アシスタントとして福島大学の学生にもお手伝いいただきました。

 講座には、小・中学生12名とその保護者の方が参加しました。

 最初に虹の色について調べました。虹にどんな色があるのかを考えた後、実際の虹の写真をみて確認しました。


 次は、「虹の見える箱」を作りました。先生が準備してくださった材料を組み立てて全員完成させることができました。

 完成した「虹の見える箱」を使って、日光、蛍光灯、水銀灯、ナトリウムランプなどの光の観察を行いました。光によって箱の虹の見え方にどんな違いがあるか観察を通じて確認しました。

 そして、目に見える光の他にも、赤外線や紫外線など見えない光についても、先生から教えていただきました。


 最後は、偏光板を使って、不思議な箱の工作を行いました。二枚の偏光板を直角に回転させて重ねると、重なった部分が暗くなります。この性質を利用して、偏光板を先生の指示通りに箱の型枠に貼っていくと、箱の中にないはずの仕切りが見えてしまう箱が完成しました。ボールなどもその仕切りを通り抜けてしまう手品のような箱です。



 今回は「光」をテーマにした講座でした。山口先生、大学生の皆さん楽しい講座を本当にありがとうございました。