【開催報告】コズミックカレッジ「キッズコース」

 

 郡山市ふれあい科学館では平成22年11月7日(日)に、小学校1年生から4年生と保護者を対象に、コズミックカレッジ「キッズコース」を開催いたしました。

 今年は、全館企画「ようこそ宇宙ステーションへ!」に合わせ、宇宙や国際宇宙ステーションに関する内容を行い、宇宙への夢を膨らませていただきました。

 講師は、宇宙教育リーダーの佐野 亮二先生(矢吹中学校)、園部 毅先生(福島大学附属中学校)、赤間 祐市先生(宮城小学校)と、当館の鈴木 典秋、水谷 有宏です。


宇宙のかんきょう1


 国際宇宙ステーション(ISS)とは何か?写真などを使って、大きさや地球からの距離などを学びました。ISSが約90分で地球を1周する話を聞くと、みんな驚いていました。また、ISSのある宇宙とはどんな場所なのか、みんなで考えました。


 第1部では、宇宙の環境で空気がないことをテーマに、真空実験装置などを使い実験しました。風船が膨らんだり、音が聞こえなくなるなど、とても驚いていました。また、手作りで簡易真空装置を作り、自分たちで実験を行いました。家でも実験してみてね。


宇宙のかんきょう2


 第2部では、宇宙の環境では重力がない(微小重力)ことについて、クイズ形式で学んでいきました。クイズは全部で11問です。全問正解した参加者もいました。皆さんとても優秀でしたね。


 クイズは、地上と宇宙の比較実験です。地上での実演を行った後、若田宇宙飛行士が実験した内容を映像で確認しました。

 また、地上では油と水が混ざっても時間がたつと分離する現象を利用して、青い地球の上にISSが浮かぶ工作を行いました。


宇宙のせいかつ


 ISSの中ではどんな生活をしているのでしょう?宇宙で寝るためには?宇宙の食事は?宇宙で着るものは?宇宙生活の衣食住について学びました。宇宙酔いの体験や宇宙食の試食なども行いました。


 ISSの中では、普段着でも生活できますが、船外に出るためには宇宙服が必要です。そこで、宇宙服を着るとどんな気分か、宇宙服のヘルメット作りを行いました。かぶってみるとあまり周りが見えないことにびっくり。胸にあるスイッチなどは見えないので、手鏡を使って見る体験も行いました。


講座が始まる前に、参加者の皆さんの夢を聞いてみました。「サッカー選手になりたい」など、みんないろんな夢をもっていました。
講座の終了後に、再び皆さんの夢を聞きたかったのですが、聞けませんでした。この講座に参加して「宇宙飛行士になりたい!」とか「宇宙へ行ってみたい!」と思ってくれる参加者が増えているといいなと思いました。皆さんどうでしたか?

 また、来年も開催する予定です。お楽しみに!!