【開催報告】ロボットで遊ボット！〜ロボット展示・操作体験〜
郡山市ふれあい科学館では平成22年3月24日（水）〜4月5日（月）まで、福島県立清陵情報高等学校・福島県立郡山北工業高等学校と連携して「ロボットで遊ボット！〜ロボット展示・操作体験〜」を開催いたしました。
会場には、ロボットの大会やコンテストで活躍している両校の生徒が製作した、たくさんのロボットなどが大集合して、来館者を楽しませてくれました。
高校生の皆さんにもボランティアで参加いただいて、展示ロボットの操作方法を教えてもらいました。また、ロボットの大会やコンテストだけでなく、両校の研究活動などについても紹介いただきました。
●全国高等学校ロボット競技大会出場ロボット（清陵・北工）
福島県大会を勝ち抜いて(優勝：北工、準優勝：清陵)、神奈川県で開催された全国大会に出場したロボットです。それぞれのロボットには、独自の工夫がぎっしりつまっています。
●ロボット競技の実演（清陵・北工）
大会に出場したロボットは操作が難しいので、高校生の皆さんに実演いただきました。今回の大会では、足柄山の金太郎ロボットと熊ロボットが合体して、競技を行います。
●操作体験用相撲ロボット（清陵・北工）
アニメのキャラクターやロボットをモチーフにした相撲ロボットです。二人で楽しく対戦してもらいました。4月3日・4日にはロボット相撲大会を行い、ロボット競技も体験いただきました。
●全日本ロボット相撲大会出場ロボット（清陵）
東北大会で三位に入賞して、全日本ロボット相撲大会に出場したラジコン型相撲ロボットです。パワーがありスピードも速いので、操作するのはとても大変です。
●腕力発電式 戦術チーム対戦ゲーム「発電の絆」
ホイルを回して発電しながらロボットを動かすゲームです。4人でチームを作って、楽しく対戦してもらいました。自分のロボットについている風船が割られると、動かなくなってしまいます。
●マイコンカーラリー(MCR)出場ロボット（清陵）
前の部分についているセンサーで、コース上の白と黒を見分けながら走るロボットです。実際の大会では、100分の1秒を争う白熱したラリーです。
●ロボコンに挑戦！（北工）
ロボット競技大会の縮小モデルで、バレーボールを運ぶロボットの操作を体験してもらいました。魯慕魂城(ろぼこんじょう)と名付けられた障害物コースは、来館者を楽しませてくれました。
●二足歩行ロボット（清陵）
リモコンのボタンを押すだけで、簡単に操作ができる二足歩行ロボットです。面白い動きや、かっこいい動きなど、会場入口で来館者を楽しく迎えてくれました。
●ビー玉コースター（北工）
ジェットコースターのようなコースをビー玉が転がります。コースの最後には、モーターでビー玉を上まで運んでくれるので、絶えずビー玉が転がるようになっています。
●ブロックロボット（清陵）
ブロックを組み合わせて、オリジナルのロボット作りが楽しめます。完成したら、パソコンでロボットの動きを作るプログラミングにも挑戦してもらいました。
●パケット・ローダー（北工）
制限時間内に、相手コートへピンポン玉をいくつ入れられるかを競います。上と左右のホイルを回して発電しながら、二人で楽しくロボット競技を体験してもらいまいた。
●エア・ホッケー（清陵）
ゲームセンターなどでよく見かけるエア・ホッケーを、掃除機の部品などを組み合わせて高校生が自作しました。パックを上手に弾いて、楽しく対戦してもらいました。
●電気自動車（北工）
手元のレバーだけで簡単に操縦できる電気自動車です。「黒鐡(くろがね)」と名付けられたこの車は、安全性なども考慮して作られています。子どもたちに楽しく操縦してもらいました。
●自転車発電機（北工）
自転車発電で交流電力を得ることができ、発電量が増すごとにペダルが重くなります。MAXの480ワットに近づくと、大人でもこぐのが難しくなります。発電はとても大変なんですね！
●Cuッパギ君（北工）
第67回 全日本学生児童発明くふう展の最高賞(日本一)となる恩賜記念賞を獲得した作品です。電線から銅線のみを抜き取ってリサイクルができる、地球環境を考えた機械です。
●混在ネジの滑り台・ドライもん（北工）
第68回 全日本学生児童発明くふう展で内閣総理大臣賞(全国二位)を獲得した「混在ネジの滑り台」と、奨励賞の「ドライもん」などを、映像を交えて分かりやすく紹介しました。
●レスキューロボット（北工）
災害時に瓦礫を越えて進んでいくロボットです。ロボットにはIPカメラが搭載されていて、パソコンで映像を確認できます。少し離れた場所で、パソコンの映像を見ながら操縦してもらいました。
今後も郡山市ふれあい科学館では、清陵情報高校や郡山北工業高校と連携しながら、楽しいイベントを開催していく予定です。
ご協力いただいた両校の先生方、そして連日ボランティアで参加してくれた高校生の皆さん、本当にありがとうございました。