郡山市ふれあい科学館 スペースパーク

　郡山市内は朝から厚い雲に覆われ、開催自体が危ぶまれましたが、夕方になるとしだいに雲が薄くなっていき、所々晴れ間も見えるようになりました。

　観望会会場のミューカルがくと館には準備段階から、少しでも月食が見られるかもしれないと期待を持った方々が集まってきました。

　雲が覆う中での開催となりましたが、時折雲の切れ間から金星や木星が顔を出し、月食も見られるかもしれないと期待が高まりました。

　その後、月食中の月もわずかに見えてきました。雲が薄くなり、月明かりが見えてくると、みんなで双眼鏡や望遠鏡を向け、顔を出してくるのを待ちました。その時の一体感と高揚感はすばらしかったです！そして、ほんのわずかな時間でしたが、月食によって欠けた月も見ることができました。

　その後も雲が覆い続けましたが、空の高いところには時々、木星が見えました。すぐに望遠鏡を向け、木星とガリレオ衛星を見ることができました。

　がくと館内では、今回の月食に合わせて、月食の写真や解説、金星や木星を並べた写真展を設けました。本物の天体の姿は見えていませんでしたが、資料の方は楽しんで見ていただきました。

　今回は、残念ながら皆既中の様子は見ることができませんでした。ですが、一瞬でも月の姿を見ることができたのはよかったと思います。今回は寒い中お越しいただき、ありがとうございました。

　次回の皆既月食は、2018年1月31日に見られます。