実験工作の屋台
〜自由研究のヒントに〜

2003/07/24


 

 夏休みが始まりました。夏休み期間中、さまざまな特別企画展を準備しています。その中の一つ「特別自由工房」を紹介しましょう。

 なぜ「特別」なのか。「自由工房」の工作教室は通常、日曜・祝日の午後に時間と人数を限定して開催しています。メニューも月ごとに変わります。しかし「特別自由工房」では人数の制限がありません。午後1時から同4時の間でしたら、材料がなくならない限りはどなたでも参加できるのです。

 


ゴールデンウィークの特別自由工房の様子

 メニューについても小中高校そして大学の先生、大学院生の皆さんが実演してくださいます。質・量ともに充実しているというわけです。

 ゴールデンウィークに開催した時には、会場は5つのテーブルが並び、まるでお祭りの屋台のように実験工作のメニューが並びました。

 今回参加してくださる先生方は「科学館支援グループ」の先生、そして今回は福島大学の大学院生、日大工学部の先生と大学院生、さらに個人での参加とスタッフの数も増えました。

 

 メニューを紹介しましょう。人気の定番メニュー「スライムつくり」、お湯に入れるとやわらかくなる素材“おゆまる”を使った「化石のレプリカつくり」、針金で「モビールつくり」、紙で作る「空間構造モデル」、「不思議な円盤つくり」、木材で作る「森のキーホルダー」など身近な材料で気軽に楽しめるものが盛りだくさんです。

 科学館からのメニューも「紙すき」「葉脈しおり」「本物のブタの目の解剖」「空気ゴマ」などと、こちらも充実しています。

 全部体験してみてはいかがでしょうか。もしかすると夏休みの自由研究のヒントになるかもしれませんね。ぜひ親子で科学館の科学のお祭り「特別自由工房」に参加してはいかがでしょうか。


福島大学小沢教授の説明に
熱心に聞き入る小学生たち

 

【27日まで第1弾】

 「特別自由工房」は20日から27日までの第1弾と8月9日から17日(11日は休館)までの第2弾が開かれる。

 場所は科学館20階の多目的研修室。時間はいずれも午後1時から同4時まで。参加費は無料だが入館料が必要。

 
 

(事業課展示情報係 岡田 努)

 

2003年7月24日 福島民報新聞 情報ナビ タイム「スペースパーク便り」より