アクセサリーを作ろう
〜自在に変形プラスチック〜

2006/06/30


 お弁当の容器。さて何でできているでしょう? 答えは、プラスチックです。身の回りにたくさんあるプラスチック。今回はプラスチックで作るアクセサリーを紹介します。

【プラスチックってどんなもの?】

 プラスチックは、英語で自由な形にできるというような意味があります。金属のようにさびたり、木のように腐ったりせず、とても軽いのでいろいろなところに使われています。例えば食品用のトレーや文房具など、身近なところで使われています。

     


2つの鉄球の競争

【プラスチックの材料】

 原油から取り出したナフサという成分が多く使われ、この物質を熱で分解し、いろいろな物質を加えてプラスチックにします。いったんペレットと呼ばれる粒にし、これを溶かして製品が作られるのです。プラスチック製品には、分別しやすくするために認識マークというのが付いています。ポリスチレンには「6PS」が付いていますので、探してみてはいかがでしょうか? では、ここでプラスチックを使った工作を紹介します。

 

【プラコップアクセサリー】

 作り方は、とても簡単です。まずPSと書いてあるプラコップに油性ペンで絵を描き、穴を開けておきます。そして、アルミホイルをひいて余熱しておいたオーブントースターに、プラコップを入れます。少したつと、ぐにゃっと縮んで平らになってきます。平らになってきたら箸(はし)などでつまんで取り出しましょう。

 なぜ、縮んでしまったのでしょう? ポリスチレンでできたプラコップは熱可そ性プラスチックという種類に分類され、熱を加えると、元の形(板)に戻るという性質があり、ぐにゃっと縮んでしまうのです。取り出したら、電話帳など厚い本で押さえましょう。冷めてから開けておいた穴にヒモなどを通して完成です。


フリップを持ってクイズに参加する子どもたち

 

【パソコンを使ってキーホルダー作り】

 科学館では展示ゾーン入館者を対象に、パソコンを使って行なうデジタルスタジオを開催しています。6月はパソコンでプラバンキーホルダーを作ることができます。コップに絵を描くのではなく、デジタルカメラで撮った写真をプラスチックのシートに印刷して作ります。10日、17日、24日のいずれも午後1時30分から、先着16名を対象に開きますのでぜひご参加ください。

 
 

(事業課 阿部 麻美)

   

2006年6月8日 福島民報新聞 情報ナビ タイム「スペースパーク便り」より