地球最接近直後のマックホルツ彗星
2005年1月6日(木)夜撮影

2005/01/08


 

  今明るくなり話題となっているマックホルツ彗星ですが、1月6日に地球に最接近しました。その距離は約5200万kmで、太陽と地球のあいだの距離のおよそ3分の1です。

 科学館では1月6日夜に最接近直後の彗星の様子を郡山市内で撮影しましたので、ご紹介しましょう。

 

郡山市逢瀬町にて撮影


写真をクリックすると大きな画像が見られます。

撮影日時:

2005年1月7日 午前1時頃

撮影者:

近藤 正宏・安藤 享平
(科学館 事業課)

コメント:

この写真は肉眼で見た様子に近い写真です。おうし座のすばるのすぐ近くにぼんやりと明らかに星と違う天体を見つけることができました。明るさは4等くらいでしょうか。しかし大きく明るさに比べ、その姿は見つけやすくなっています。星のきれいな場所では、はっきり確認できますし、市街地でも周りに街頭などがなくすばるが見られるような場所では、その姿を確認できるのではないかと思います。

 


写真をクリックすると大きな画像が見られます。

撮影日時:

2005年1月7日 午前1時頃

撮影者:

近藤 正宏・安藤 享平
(科学館 事業課)

コメント:

双眼鏡で見ると、すばる(プレアデス星団)と同じ視野の中で彗星が見られました。1月9日頃までは、このような光景が楽しめそうです。また、双眼鏡ではうっすらとですが、写真でははっきりと2本の尾を見ることができます。(下の写真参照)画面左上に伸びる尾がイオンの尾、画面左下に広がっているのがダストの尾です。

  

 ここしばらくの間が観望のチャンスですので、晴れたらぜひ探してみてください。なお、科学館でも最新の情報をお知らせしていきたいと思います。