郡山市少年少女発明クラブ 第4回 活動報告

2016年8月07日(日)

 第4回目の活動は、「偏光板で光のふしぎを体験しよう!」を行いました。

 

 夏休み中の実施ということで、いつもより出席者が少なかったのですが、参加したクラブ員の皆さんは、「偏光万華鏡」作りに2時間集中して取り組みました。

 今回の担当は大越先生です。最初に先生から「光を出しているものは何でしよう?」さらにもう一つ「光はどのような進み方をしているでしょう?」という質問から活動が始まりました。クラブ員はお互いに意見を出し合って、偏光万華鏡を作る前に、光の基本的な性質(光は直進する)について学びました。

 次に「偏光板」のしくみについても、2枚の偏光板を利用し、重ね合せの違いによって光の通過の仕方のちがいについて楽しく学び合いました。


 いよいよ、偏光万華鏡づくりが始まりました。

 今までの偏光万華鏡は、2枚ともに偏光板が接着されているため、1度作り終えると作り変えることができなかったのです。しかし、今回制作する偏光万華鏡は、1枚の偏光板が着脱できるようになりました。そのため、作り終えた後でもセロテープの貼り替えが可能になり、見え方を変えることが可能になった画期的なものです。

 もちろん、今までのものに比べれば作り方もより複雑になるため、クラブ員の皆さんは、先生方から細かな指導を受け、グループ毎に協力し合いながら苦労しながらも作り終えることができました。

 完成した偏光万華鏡ををのぞき込むクラブ員の姿は、満足そのものでした。


 最後に、活動を終えたクラブ員の感想を紹介します。

 「偏光板で万華鏡を作りました。偏光板を2枚使うと、透き通る時と真っ暗になる時があったり、片方にセロテープを貼るとカラフルな色がつくことを知って驚きました。今回のものは、取り外しができるようになっているのでとても楽しかったです。家でももう一度作りたいです。」

 「偏光板と聞いて、初めは何だか分らなかったけど、最後の方には分かるようになってとてもうれしかったです。『鏡を使わない』と書いてあったからびっくりしたけど、鏡なしの万華鏡ができることが知れてよかったです。」

 「今日は万華鏡を作りました。すごく難しくて時間がかかりました。特に偏光板を取り付けるのが大変でした。鏡を使わず作るのは初めてだったので、とてもためになりました。光の進み方を学ぶことができて良かったです。」


 次回は、「マブチモーターで作るチョロキュー」の工作です。