郡山市少年少女発明クラブ 第5回 活動報告

2017年9月10日(日)

 第5回目の活動は、「モーターで走るロボットを作ろう」を行いました。

 

 今回は黒森先生が担当して、モーター2個を使用したロボットを製作しました。

 最初に、前もって作っておいたロボットを実際に動かして、クラブ員に見てもらいました。前後左右、自由自在に走るロボットに、クラブ員は興味津々、「早く作ってみたい!」という気持ちがあふれていました。

 製作は、モーター2個をロボットの胴体部に固定する作業から始まりました。両面テープを使用して接着するだけの簡単な作業なのですが、モーターの先についているゴム管が床の面にわずかに接地するように固定しなければなりません。接地をどのくらいにするかで、ロボットの動き方が微妙に変わってきてしまうので、クラブ員はロボットの動きをイメージしながら慎重に作業に取り組んでいました。


 次の作業は、モーターの導線と電池とのつなぎ目を固定させるための「はんだ付け」です。昨年度に経験しているクラブ員は、はんだゴテとはんだを上手に扱って作業はスムースに進みました。初体験のクラブ員は、恐る恐るのハンダづけになってしまいましたが、先生方からの指導を受けると、あまり時間をかけないで固定させることができました。さすが発明クラブのクラブ員たちです。

 はんだ付けが終了すれば、電池を入れて、さっそくロボットの試運転です。黒森先生自作の、ボタン4個を用いたコントローラーを使ってロボットを操作するのですが、モーターと床の接地の仕方で微妙な動きをしてしまいます。また、どのボタンを押すとどう動くのかをうまく理解できずに、ロボットを意のままに動かすことは、なかなか難しいようでした。しかし、時間の経過とともに操作に慣れ、前後左右やスピンなどの動きを楽しむことができたようです。


 最後に、活動を終えたクラブ員3名の感想を紹介します。

 「今回のモーターを使って走るロボットを作ろうでは、いろいろ工夫をしました。一つ目は、向きが変わらないようにテープで固定したことです。二つ目は導線をまとめてバラバラにならないようにしたことです。三つ目は、分かりやすいように動きを文字で表したことです。」

 「今回作ったロボットは、昨年度作ったロボットよりもパワーアップしてました。操作方法をだんだん分かってきました。ただ、導線がねじれて逆回転してしまう時がありました。また、ショート回路についても分かりました。」

 「見た目は大ざっぱで簡単に作れそうに見えたけど、とても繊細な作りになっていることが分かりました。実際に動かしてみたら思った通りに動かすことは難しかったので、家でも練習したいと思います。」


 次回は、「ストローを使って楽器を作ろう!!」です。