郡山市少年少女発明クラブ 第6回 活動報告

2017年10月15日(日)

 第6回目の活動は、「ストローで発明しよう」を行いました。

 

 今回は小野先生が担当して、「サンポーニャ」を製作しました。

 最初に、前もって作っておいた「サンポーニャ」を使って実際に音を出し、クラブ員に聴いてもらいました。ストローの筒の長さを変えることで、音程が変化し、演奏できることにクラブ員は興味津々です。とにかく「早く作ってみたい!」という気持ちがあふれていました。

 今回は、通常のストローより太いタピオカストロー(内径13mm)を使用して製作しました。最初に行う作業が一番の難関です。それは、一本のタピオカストローを使用して、筒の長さで音程が変化することを利用して、音階(ドレミファソラシド)を決めることです。家から持参したリコーダーとストロー笛を交互に吹きながら、音合わせの調整に悪戦苦闘していました。


 小野先生から組み立て方の説明を受けたあと、早速ストローを切って組み立てていきました。空気が少しでも漏れていると音が鳴らないので、隙間がないようにきっちりとめ、並べることです。難しかったのは、音を自分で見つけることでした。進めていくと、つくりたい音より少し高かったり低かったり、多少違いはありましたが、なんとか音を出すことができました。さすが発明クラブのクラブ員たちです。また、色違いの毛糸を巻いて装飾し、自分だけの楽器を完成させました。

 最後に、橋本先生から学校のおさらいで、「音の速さは何秒かな?」「温度によってどのくらい速さが変わるかな?」と質問がありました。また黒森先生から本日のテーマのお土産として、「音を絵であらわすとすれば、サツマイモを想像するといいね!」と、ちょっとおもしろいお話があり、クラブ員は熱心に耳を傾けていました。


 最後に、活動を終えたクラブ員3名の感想を紹介します。

 「ドレミファとそろえるのが難しかったです。初めて分かったことは、身近な物で楽器を作れることと、吹いている時に振動が来ることが分かってすごいと思いました。」

 「頑張ったのは、長さの調整や、一番上を揃えて並べることです。来月の活動も楽しみです。」

 「リコーダーで音を聞いてからストローで音を探す作業は、今日の中で一番楽しかった。細いストローと太いストローでは、細いストローは、多く息を吐かないと音が出にくく、太いストローは、少しの息でも音が出ることが分かった。」


 次回は、「スピーカーとマイクを作ろう!!」です。