郡山市少年少女発明クラブ 第10回 活動報告

2018年2月18日(日)

 第10回目の活動は、「身近なプラスチックの利用とリサイクルを知ろう!」と「閉講式」を行いました。

 

 平成29年度の最後の活動日でした。今回は、大越先生が担当して、「身近なプラスチックの利用とリサイクルを知ろう!〜プラバンアクセサリーを作ろう〜」を行いました。

 最初に行ったのは、プラスチックにはどういった種類があるかについての説明でした。ポリ塩化ビニルに始まり、ポリエチレンなどそれぞれの種類によって、マークが異なり、私たちの身のまわりで、主にどのような商品に使われているか、その性質について、皆で理解を深めました。

 今回の活動は、その中でも、「変わったプラスチック」として、縮むプラスチックを利用してアクセサリーを作る活動に、クラブ員たちは熱心に取り組みました。 


 大越先生から、作り方のポイントとして、「出来上がりの大きさを考えて描くこと」、「ひもやキーホルダー金具を通す穴をあける際、穴の大きさに注意すること」などの説明を受けたあと、早速活動開始です。

 「さあ、好きな絵をどうぞ」と言われ、マジックを握ったものの、何を描いたらいいかわからず手元が止まっているクラブ員が続出しました。それでも、好きなマンガのイラストなどを思い思いに描いて、オーブントースターの前へ。プラスチックが縮む一瞬の動きをじっと見つめながら、トースターから取り出す熱い作業は、先生方に手伝ってもらいながら、次々と完成させていきました。中には、大きく描いたつもりが意外に熱で縮んでしまったため、もう一度作るクラブ員もいました。

 しかし、慣れてくると、色使いにこだわったり、穴を空ける場所を工夫するクラブ員もいて、ほとんどが1人3つくらい完成させることができました。


 活動を終えたクラブ員の感想を紹介します。

 「プラスチックで自分の好きなキャラクター4つの絵を描いて楽しめました。実際は、大きく描いたつもりでも熱すると急に小さくなってしまうのでそのことを考えて作ることができました。これが最後の発明クラブでしたが、すごく自分のためになるものでした。3年生からやってきて、学んだことは、とってもたくさんあります。学んだことを知的財産として、生活に活かしていきたいです。」 

 今回の活動でも、色々と楽しんでいただいたことが、多くの感想から読み取れました。

 活動終了後、閉講式が行われました。10回の活動すべてに出席したクラブ員4人には、黒森会長から奨励賞が授与されました。

 また、クラブ員の岡崎さんが代表で、「1年間の活動を振り返って」と題して、感想を発表してくれました。

 クラブ員の皆さん、ご指導くださった3名の先生方、大変お世話になりました。


 3月10日(土)から、平成30年度クラブ員の募集を開始します。興味のある方は、ぜひ応募ください。来年度の活動は、5月から始まります。