シュワスマン・ワハマン第3彗星
2006年4月22日撮影

2006/04/26


   

  現在、シュワスマン・ワハマン第3彗星が地球に接近中です。5月12日には、約1200万kmまで近づくので、星空で明るく見られるのではないかと期待されています。
 今回、S.P.V天文グループがシュワスマン・ワハマン第3彗星を捉えましたので、その写真をご紹介しましょう。

   

小野町にて撮影 (撮影:齋藤正一)

 

2006年4月22日(土)0:46頃 45mmf4.6 ISO1600 露出120秒(デジタルカメラ)
撮影地:小野町 撮影:齋藤正一(S.P.V天文グループ)

 

 かんむり座を通過するシュワスマン・ワハマン第3彗星のC核とB核です。明るさはC核が7等級、B核が11等級です。 このうちB核は核の明るさがほとんどなく、もうじき消滅しそうです。
 このシュワスマン・ワハマン第3彗星は核が分裂しており、これからどのように見られるのか、そのときにならないとわからないという面白さと、これから地球に接近するにつれて、どれだけ明るくなるかという楽しみがあります。
 S.P.V天文グループでは、これからもシュワスマン・ワハマン第3彗星を追いかけていきます。お楽しみに!
 シュワスマン・ワハマン第3彗星については、国立天文台のページに詳しく情報が掲載されています。