天文カレッジ 前期講座 第3回 活動報告

平成19年8月29日(水) 星空を記念に残す 〜「星のある風景」写真を撮る〜

 今回の講座は、会場を郡山市総合教育支援センターに変えて、実際の星空をもとに行う内容を予定していました。しかし、前日の皆既月食同様、空は厚い雲に覆われていました…。

 

 今回の講座は「星空の記念写真」の写しかたを紹介していきました。「固定撮影」と呼ばれる方法で撮影する「星のある風景」写真をどのようにして撮影し、どのような写真に仕上がるかを、実際のカメラの操作方法や写真例をもとに紹介していきました。

 実際に自分の普段使っているカメラを持参された方も多くみえました。手に取りながら、撮影方法の確認などを行いながら、時には悩みながら、普段使わない機能を確かめましました。


 

 今回はゲスト講師として、S.P.V天文ボランティアの田辺信作さんにも登場していただき、ガイド撮影や直焦点撮影などについても詳しく紹介していただきました。

 講座のあとには、多くの質問が寄せられ、関心の高さを感じることができました。

 今回は「星空案内人」の資格認定とは別ですが、案内人の技術の一つとして、星の魅力を多くの人に伝える手法の一つとして、そして何より自分が星空を楽しむ一つとして、家庭でも実践していただければと思います。


 今回は残念ながら、実際の星空での撮影はできませんでしたが、「補講」として、9月5日(水)に、プラネタリウムでの模擬撮影実習と、第2回目講座で行った星座を見つける練習と実技試験を行います。

 次回は最終回、「天体望遠鏡の魅力」をテーマに、開成山公園で、実際に望遠鏡を触って、天体観察を行います。