郡山市ふれあい科学館では2021年2月11日(木・祝)に、第37回 星の講演会「はやぶさ・はやぶさ2と福島」を当館としては初めてとなるオンラインで開催しました。

 今回は、会津大学教授で情報科学研究センター長を務めている出村裕英先生に、小惑星探査機「はやぶさ」・「はやぶさ2」の成果と福島とのつながりについてお話いただきました。

 

 今回は、新型コロナウイルス感染症の感染状況を鑑みて、急遽YouTubeによる生配信で開催することとなりました。当館としても初めてのオンライン開催で、準備はしっかりとしてきたものの不安を抱えながら本番を迎えました。参加者のみなさんにとってもYouTubeという慣れない手法ではありましたが、多くの方が視聴してくださいました。

 

 講演は、はやぶさ2の打ち上げ映像による現場の臨場感のある音を体感するところから始まりました。その後、はやぶさ2の運用の裏話などを交えながら、その成果をご紹介いただきました。

 はやぶさ2の2度目のタッチダウンの際に、岩石の破片によりカメラが壊れる可能性があったというお話や、最先端のことを行う背景には人の力が不可欠であることなど、直接携わっている出村先生ならではのお話を興味深く聞かせていただきました。

 先生の講演の後には、多くの質問がYouTubeのチャット機能で寄せられました。その1つ1つの質問にも丁寧に答えていただきました。

 

 今回は、当館としても初めてのオンライン開催で至らない点もありましたが、このコロナ禍において、より多くの方に講演を聞いていただくことができました。講演してくださった出村先生、YouTubeによりご参加いただいたみなさん、本当にありがとうございました。