郡山市ふれあい科学館では2021年11月27日(土)に、開館20周年宇宙劇場トークイベント「宇宙への夢を描く」を開催しました。

 メカデザイナーとして「銀河鉄道999」など、数多くの松本零士先生の作品に携わった板橋克己さんが宇宙への夢を形にするまでを、オリジナル映像や数多くの写真やイラストを交え語ってくださいました。

 

 板橋さんは高校3年生の時に松本零士先生に手紙を書き、自分の書いた絵を見てもらい、アシスタントになられたそうです。そして、「宇宙戦艦ヤマト2」でのメカデザインを頼まれて以降、銀河鉄道999をはじめとして松本先生の作品でメカデザインを行っておられます。

 もともと、子どもの頃にブリキのおもちゃを買ってもらっては分解するなど、構造に興味があり、またプラモデルを作るのが好きだったことが、メカデザインの役に立ったのではないかとのことでした。

 

 オリジナル作品映像「飛び立て宇宙へ」を鑑賞し、板橋さんの宇宙への思いを伺いました。これまでに書かれた宇宙船のイラストをもとに映像化されたものですが、地球から宇宙の銀河を超える壮大なストーリーです。

 板橋さんは、宇宙の果てに行って見てみたいと思っているそうです。わからないものを考えるのは面白いとのことでした。

 そして、「銀河鉄道999 星空はタイムマシーン」を鑑賞し、銀河鉄道999のメカ設定などのご苦労や裏話もご紹介いただきました。

 

 質問コーナーでは、「銀河鉄道999でいちばん好きなキャラクターは?」、「先生の書いた宇宙船でいちばん強いものは?」など、さまざまな質問が寄せられました。

 最後に、板橋さんのサインとイラスト入り色紙や、宇宙船などが描かれたオリジナルのアクリルスタンドのプレゼント抽選会が行われました。

 終了後も多くの方がステージにお立ち寄りになり、板橋さんへの質問や、板橋さん手作りの模型を手に取って見ていただきました。

 皆さんも、宇宙への夢を描いていただければと思います。

 

 なお、板橋さんの活動については、オフィシャルホームページやYouTubeチャンネルで公開されていますので、ぜひご覧ください。

板橋克己さんオフィシャルサイト「恒河沙」 http://meccanista.com/

 

 板橋さん、そして参加していただいた皆さま、ありがとうございました。

 今年度は、さまざまな開館20周年記念イベントを行っていきますので、またぜひご参加ください。