2021年11月28日(日)

 今回の活動は、弁理士会知財授業「特許権と弁理士の仕事(工作は「片手で持てるかな」)」です。

 講師には、秋田市から齋藤 昭彦先生、仙台市から若山 剛先生にお越しいただきました。

 

 今日の課題は、紙コップと紙皿を片手で持てるようにする発明品(工作物)です。工作を始める前に、「発明」とは?「特許」とは?どんなことなのか説明を受けました。

 作業が始まると、一人ひとりの発想が生かされたユニークな発明品ができあがってきました。ポップコ-ンがこぼれないよう紙皿のふちを折り曲げたり、持ちやすいよう指が入る穴を開けたり、使いやすい器を作りました。

 各自自分で作った発明品について、どのような工夫をしたのか発表しました。また、発明品を販売する商品に見立てて、発明品に名前をつけました。

 

 発表を終えたところで、電子紙芝居「特許権と弁理士の仕事」を見ながら、講師の先生から次のようなことを教えていただきました。

(1)身近な所に発明のタネとなる課題(不便さ)は存在している。

(2)課題を解決するために工夫したアイディアが発明である。

(3)自分が発明したものを他人が無断で真似したらいやな気持になるのは、自分が行った試行錯誤の労力が無駄になるからである。

(4)アイデアを守る知的財産権があるのは、発明者が行った試行錯誤の労力を無駄にしないためである。

 最後に東北の企業の発明品を紹介いただいて授業を終えました。齋藤先生、若山先生、早朝より本当にありがとうございました。

 

 活動を終えた3名のクラブ員の感想を紹介します。

 「紙コップ、紙皿、ストロ-だけで、さまざまな発明品を作ったのが楽しかった。作る時にアイディアをふくらませてデザインを考えるのが楽しかった。」

 「自分が発明したものを登録していれば守られることが分かりました。人が発明したものをでたらめに真似するのは、あまりよくないことが分かりました。」

 「学校の授業で知的財産などを少しは勉強しましたが、より詳しく知ることができたのでよかったです。」

 

 次回の活動は、横田俊徳先生が担当して1月16日に行います。お楽しみに!